面取り後の距離で面取りする方法

面取り後の距離で面取りする方法

概要

面取り(CHAMFER)コマンドでは面取りする角からの距離を指定することはできますが、生成される面取り面の長さを指定することはできません。
代替策として、先に面取り形状を作成し、尺度変更コマンドで目的の長さに調整する方法がございます。

操作

  1. 線分コマンド等を使用して面取り形状を作成します。角からの長さは適当で構いません。


    ※面取りの角度が45度の場合は角を中心とした円を作成し、交点を結ぶ線分を作成すると便利です。


  2. メニューの[修正]-[尺度変更]より尺度変更(SCALE)コマンドを実行します。

  3. 尺度変更する図形として面取り形状を選択します。


  4. 尺度変更の基点として、面取りをする角をマウスで指示します。


  5. コマンドラインに R と入力してEnterを押します。

  6. 面取り形状の一方の端点をマウスで指示します。


  7. 続いてもう一方の端点を指示します。


  8. コマンドラインに面取り後の長さを入力します。


  9. 長さ 10 の面取りを生成できました。
    ※下記は寸法入力後の状態


  10. 不要になった元の形状はトリムや部分削除などで削除してください。