注釈尺度・標準尺度・カスタム尺度の違いについて

注釈尺度・標準尺度・カスタム尺度の違いについて

ビューポートを選択時にプロパティパネルに表示される[注釈尺度]、[標準尺度]、[カスタム尺度]項目の違いについてご案内します。


【各項目で設定できるもの】
  1. 注釈尺度
    異尺度対応オブジェクトの尺度を設定します。
  2. 標準尺度
    ビューポートの尺度を設定します。尺度リストから選択します。
  3. カスタム尺度
    標準尺度を尺度リストにない値で設定したい場合に使用します。尺度を直接入力します。
    (例) 1:200で設定したい場合 0.005と入力します
    (値を入力すると標準尺度の値も変わります)

【尺度設定時の注意】
  1. [注釈尺度]の値を変更すると[標準尺度]も連動して変更されます。
  2. [標準尺度]の値を変更しても[注釈尺度]の値は変更されません。
  3. [カスタム尺度]を変更した場合も[注釈尺度]は変更されません。
  4. [注釈尺度][標準尺度]を違う尺度にしたい場合は、[標準尺度]の値を後から変更してください。
  5. 指定したい尺度の値がない場合は「尺度リスト編集」機能で尺度リストに追加してください。
    詳細手順はこちらをご確認ください
(補足)
異尺度対応オブジェクトについてこちらをご確認ください
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