渡り線呼合実行時に「電線情報の同一化を実行できませんでした。」というメッセージが表示される

渡り線呼合実行時に「電線情報の同一化を実行できませんでした。」というメッセージが表示される

渡り線処理をする時に、デフォルトの設定では、「電線情報の同一化」が実行されます。
「電線情報の同一化」とは、渡り線のFrom側とTo側の配線の電線情報に相違がある場合、To側の電線情報をFrom側の電線情報と同じにする処理となります。

例)From側の線番情報がIV 2sq 黄色/ To側の電線情報がIV 1.25sq 黄色だった場合、To側の情報もIV 2sq 黄色に変更されます。

●電線情報の同一化する為の条件
  1. 直線上に配置されている線番情報が対象となります。
  2. 分岐された箇所にある線番情報は対象となりません。
  3. 中継端子が配置されている場合も対象とはなりません。

対象とならない「2.」と「3.」の場合は、電線情報の同一化はされません。
下記場合は、直線上にある線番情報のみ同一化されます。


渡り線処理に関して
電線情報の同一化条件の中の「2.」と「3.」の場合に、「渡り線処理」を実行すると、処理後に下記メッセージが表示されますが、渡り線処理自体は問題ありません。
電線情報の同一化のみ出来なかった場合のメッセージとなります。