配線支援(Wiring PLAN)
端子台を中継端子として使用する方法
通常ACAD-DENKIでは、部品の1端子に対して2本の配線しか接続しない設定となっています。 端子台においてもその扱いとなりますので、中継端子を使用する場合、その端子は2本の配線のみとなります。 端子台など4本配線できる端子においては、そのままでは対応できませんので、注意が必要となります。 そこで、外部端子の自己側と相手側を使用してそれぞれ2本配線、全部で4本配線できるようにする方法をご案内します。 端子台を抽出する為の設定について 「アルファテック ...
盤配線支援システム 工程5:測長リスト作成のオプションソフトについて
キャスティングI/F情報(CTKインターフェース)、捨てチューブI/F情報(KODERA電線加工プログラム)、LION I/F情報(LIONインターフェース)が、それぞれ必要となります。 [工程5]にてそれぞれのファイルを作成します。 オプションソフトが無い場合は、赤枠のファイルは作成できません。 工程6では、ファイルを作成するのではなく、工程5で作成されたファイルをUSBなどに転送するコマンドとなっております。 工程5にてファイルを作成出来ていない場合は、転送できませんのでご注意ください。
布線処理の工程3にて「対象外の配線」「[ERR0101] 配線[<線番U1>]の線種、線サイズ、線色の全て、または、一部の値が空です」と表示される
下記のように線番に電線情報が入力されていない場合に表示されます。線種類、線サイズ、電線色を入力し、再度、布線処理を実行してください。
変更箇所のみ処理することはできますか?
布線処理、測長処理など完全に終了した物件において、[設計変更モード]により変更箇所の配線の追加・削除が行えるデータが出力できます。 設計変更モードの場合、出力はADD(追加配線)SUB(削除配線)で出力されます。
同じ線番で配線サイズが違う場合の処理の方法は?
線番が同じで電線サイズが違う場合、そのまま処理をすると、線サイズが違うエラーとなり処理ができません。 処理する為には、「T分岐接続先編集」コマンドにて、それぞれのサイズの違う電線の接続部品を指示する必要があります。
出力のフォーマットを変更できないですか?
現在、出力フォーマットは固定されています。独自に変更することはできません。ご希望の場合は、カスタマイズでの対応となります。
レイアウトの文字属性は簡単に移動できますか?
メニューの[属性/文字]-[属性移動]コマンドを起動し、属性文字を選択して移動させることができます。
扉に付く器具名が同じなのですが、処理できますか?
処理する場合は、配線支援のシステム設定にて、[帳票設定]項目の[印字しない文字]の設定をすることにより設定した文字以降が「機器ラベル情報」の印刷の時、印字されなくなります。 下図の左側図は機器ラベル情報、右側図はFromTo情報です。FromToのリストでは表示されます。
分離する配線がある場合、どのようにすればよいですか?
回路作成時、分離したい配線のそれぞれの[回路区分]を入力しておきます。 「ダクト回路区分変更」コマンドによって、ダクトを分けて配線ルートを測長することができます。 左側ダクトは動力回路、右側ダクトは弱電回路と指示することができます。
リード線のある部品の処理はどうしたらよいですか?
リード線対応する場合、システム設定にて[盤内中継を]項目で[□1面で共有]にチェックを入れ、[リード線対応を]項目で[□行う]にチェックを入れておきます。 部品マスタの端子情報にて[種別7]のリード線の項目に[L]を入力します。 面の定義にて[盤内]、[盤間]の項目で発生する面にチェックを入れておきます。 盤の定義にて下記指定をしておきます。盤間が無い場合でも一応設定しておきます。 FANのリード線の端子部分に中継端子が発生します。 リード線部品に対して中継端子が発生します。
列盤の盤間端子を処理する前に出力する方法はありますか?
3D布線処理プログラムの[工程9:布線リスト作成]にて[盤間中継端子情報]の項目があり、必要な盤間中継端子の情報のみ出力できます。
FromToリストと回路図との確認方法はないですか?
現在は、確認するツール等はありません。
中継端子が発生してしまうが無くす方法は?
面の順番によっては、中継端子が発生する場合としない場合があります。 下記のようにFR1-DL-FR2-FR3-FR4-FR5と面が並んでいる場合、FR1-DL-FR2に接続する場合DLの扉に入って出る場合、中継端子が発生します。 その場合、扉が最後にくるように面の並びの順番を最後にしてやることにより中継端子の発生は無くなります。
部品を取り付ける中板の表と裏に部品が付く場合の面の指示はどうすればよいですか?
中板の名称に「-B」と指示することにより、中板を指定した時に自動的に裏板名称も自動で割付されます。 例)中板の表面「FR2」、裏面「FR2-B」と割付します。
1つのアース端子に3本以上の配線を接続することはできますか?
T分岐接続先指定により、強制的に3本以上接続されるように指定することができます。 アースと端子台を0と1でそれぞれ指示することにより3本の配線が可能となります。 ※適用時「三つ以上の接続が確認されました。入線制限が二本までの場合は修正してください。」と表示されますが、強制的に適用することにより3本ガミとすることができます。
ダクトによって通る配線を指定することはできますか?
ダクトに通過できる配線を回路区分により指定することができます。 回路図面の配線には回路区分を割付ておきます。 布線処理を完了させ測長処理をする前に、レイアウト図のダクトに対して「ダクト回路区分変更」を実行します。 弱電回路の指定と動力回路の指定をすることにより、その指定したダクトには指定した回路区分のみ通過することができます。
表と裏両方に端子がある部品の指示の方法はありますか?
盤配線支援3Dでの対応となります。 面の指定では、面名称、面名称-Bと指定しておきます。「-B」が裏面の指定となります。 端子情報では[種別8]項目に「表面」、裏面の端子は「裏面」と入力しておきます。 端子情報も表から見た端子位置、裏から見た端子位置の情報をそれぞれ入力します。 表の端子は表面のダクトに入線されます。 裏面の端子は裏面のダクトに入線されます。
ダクト内の配線の占有率を知る方法はありますか?
配線支援システム設定の[被覆]項目の[□被覆対応を行う]のチェックを入れます。 ※チェックを入れた場合、配線支援を最初から処理する必要があります。 また、[ダクト]項目においてダクトの[断面積]を入力しておきます。 [配線密度定義]を設定しておきます。
リングキャップを使う場合の指示はどうすればいいですか?
線番の属性情報にある[端末キャップ色]にリングキャップの色情報等入れることにより、布線情報に出力されます。 FromToリスト情報で以下のように出力されます。
銅バーから配線する場合の回路図の書き方は?
銅バーを使用する場合、銅バーにも部品コードを割付してください。そして、銅バーシンボルを部品ユニットもしくは、電気図シンボルで作図してください。
1本ガミ部品の指示はどうすればいいですか?
部品マスタデータベースの端子情報の[種別3]の項目に「1」を入れることにより、1本ガミの設定ができます。 この部品を使用した端子が3か所以上出てきた場合、中継端子が自動的に追加されます。
端子台が抽出できません
Windowsスタートメニューより[アルファテックランチャー]-[管理ツール]-[ACAD-Parts]-[環境設定]を起動し、 「ACAD-Parts環境設定」ダイアログから「対象」タブを選択し[□端子シンボルも対象にする]にチェックを入れてください。
ブロック端子と組合せ端子の指示はどうすればいいですか?
中継端子に[端子シンボル個別化指定]することにより組合せ端子として処理することができます。 【操作方法】 メニューの[シンボル]-[PARTS処理対象指定]-[端子シンボル個別化指定]を選択します。 対象端子を選択しEnterを押します。 下図のように個別化指定しない場合は、ブロック端子として、個別化指定することにより組合せ端子として配置できます。 Parts抽出すると、ブロック端子は緑色で表示され、一列で表示されます。組合せ端子の場合は、水色で表示され、指定された端子の数分抽出されます。
中継端子を使用した配線方法について
外部端子を使用して作図します。外部端子の自己側と相手側の器具番号、端子番号、盤Noに同じ情報を入力します。 そうすることにより、器具番号、器具番号(TO)と2つの部品情報が配置できるようになりますので、それぞれの器具番号で入線方向を指定して処理することができます。 盤図(端子)シンボルも下記のように、TB2とTB2(TO)と、2つのシンボルを配置することができます。 これにより、それぞれのシンボルに対して入線方向を指示することができます。 ...
アース線の配線指示はどうすればいいですか?
アースシンボルを電気図シンボルの種別で作成するか、もしくは中継端子シンボルとして作図することが必要です。 アースバーも盤図シンボルとして登録する必要があります。
ダクトが無い空中配線のルートの指示はどうすればいいですか?
ブレーカー等にてダクトが無い箇所においても直接ダクト線を作図することにより、空中配線に近いかたちの測長ができます。 この時、必要な配線が必要なダクトに入線されるように設定する必要があります。
マークチューブの線番の向きはどうやって指示すればいいですか?
【盤配線支援 2D】 測長展開図を開き「入線方向指示(一般部品)」コマンドにてシンボルを選択し、[チューブ入線方向]項目にて、チューブ入線方向を指示することができます。 【盤配線支援 3D】 レイアウト図面を開き「指示(一般部品)」コマンドにてシンボルを選択し、[チューブ入線方向]項目にて、チューブ入線方向を指示することができます。
「ダクト情報自動生成」について
配置図を作成する際、「幅付きダクト形状入力」で面の上下左右にあるダクトの絵面を作成しておく事により、 その後の測長展開図の作成時で「ダクト情報自動生成」を使用し、自動でダクト線を引く事が可能です。 このダクト線は測長展開図の作成時に「ダクト入力」コマンドで作図しているダクトと同じもので、 測長時に配線が通れる場所(ダクト)として認識されます。 ダクト形状を描いていない細かいところや部品のすぐ横からダクトに通したい箇所、面間ダクト等については ...
CADのファイル名や盤名に_(アンダーバー)を使用してもOK?
配線支援の盤名において、"_"は禁則文字となっています。 お手数ですが盤名に使用している"_"を無しにしていただくか、全角にしていただきます様お願い致します。
ダクトに回路区分を割り付けたら、そのダクトは割りつけた回路区分を設定した配線しか通れない?
はい、割り付けられた回路区分以外の配線は使用できなくなります。 なお、1つのダクトに対し複数の回路区分を割り付ける事も出来ますので、特定の回路区分の配線だけを通過出来なくすることも可能です。
ダクト区分ダイアログの「確認」ボタンは何が確認できる?
確認ボタンでは、ダクトに設定した回路区分の確認が行えます。 「回路区分を含む」が有効な場合、設定名の通り選択した回路区分を含むダクト全てがハイライトされます。 (例えば、CTLで確認を行った場合、回路区分にCTLが含まれているダクト全てがハイライトされます。) ※回路区分を割り付けていないダクトは、全ての回路区分の配線が使用できるため、全ての回路区分を含むダクトとの認識になります。 それに対し、「回路区分を含む」が無効な場合は、選択した回路区分のダクトのみがハイライトされます。 ...
ダクト区分ダイアログを開きながら、測長展開図の画面移動をしたい
恐縮ですがダクト回路区分ダイアログが開いている場合は、パンなどの画面移動が不可となっております。 お手数ではございますが予めズームアウトしていただく、または、確認ボタンをクリック後に[指示]ボタンをクリックしていただき、画面移動等の操作をお願いいたします。
ルートカット情報の「クリーン」「部品解除」「情報解除」の違いは?
全て指定解除に関連する機能ではございますが、それぞれの動作が若干異なっております。 下記を確認頂き、必要に応じて使い分けをお願いします。 【クリーン】 例えば、ルートカット情報に表示されているダクトが存在しない場合等、 ルートカットの情報と配置図の情報に矛盾がある場合、矛盾したルートカット情報のみを削除します。 【部品解除】 ルートカット指定した部品の情報を解除します。 指定した部品のルートカット情報そのものが解除されます。 【情報解除】 ルートカット指定したダクトの情報を解除します。 ...
確実に配置をしているのに、配置図面に未配置と表示されてしまう
該当部品の情報が抽出されていない、または抽出部品の面名が正しくなかった事が原因の事例がございます。 面指定及びアドレス指定を再度行って頂き、現象が改善いたしますかご確認をお願いします。
割り付けた回路区分の設定を解除したい
全ての回路区分のチェックを外した状態で指示・反映を行う事で 回路区分が設定されていない状態(デフォルト)になりますので、ご確認をお願いします。
測長処理の工程4「測長計算実行」にてエラーが表示されます
測長処理の工程4「測長計算実行」で「入線ダクトが見つかりません」とエラーメッセージが表示された場合、 付属品の端子情報が誤っていた為に、本エラーが表示されていた事例がございます。 一度端子情報の値をご確認頂き、誤っている場合は修正後に改めて測長処理を実行ください。 他にも、ダクトの配置が正しくないとシステムに認識されず、本エラーが表示されます。 上記で問題無い場合はダクトが正しく配置されているかをご確認ください。
測長処理の工程5「測長リスト作成」でデータMDBの作成エラーが表示される
「データMDBの作成エラーです:WPSYS0:指定されたデータ量がフィールドサイズを超えています。データ量を減らし、挿入または貼り付けを行ってください。」 上記のエラーメッセージが表示されていた場合、 特定項目に入力されている文字数がオーバーしていた事例がございます。 測長処理の工程5「電線情報」にて設定が可能な [装置名称]・[製造番号]・[図番]・[担当者]等の項目について、入力値20文字以下の制限がございます。 ...
測長展開図の配線長と計算値が合いません
測長の結果につきましては部品マスタメンテナンスにて設定いたしました[端子のZ座標]・[種別1(余長)]に加え 盤配線支援設定の[電線余長]と、ACAD-DENKI起動時のメニューバー[配線支援]-[余長指定(部品毎)]にて設定した余長が加算されます。 各設定をご確認いただき、意図する設定値となっておりますかご確認をお願いします。
布線処理、測長処理の起動に時間がかかります
まずは、盤配線支援設定の面定義の数をご確認下さい。 布線処理/測長処理の起動時、設定されている面定義の情報を読み込む必要があるため 面定義の数が多いほど、その分起動に時間がかかってしまいます。 面定義で不要になった面定義等残っていないかご確認頂き、 残っていればその面定義を削除後に、改めて動作のご確認をお願い致します。
部品マスタメンテナンスの項目「余長」について
部品マスタメンテナンスの[余長]項目は測長処理の際に数値が追加されます。 対象の端子と繋がる配線に対してルートの実測長を測った後、それに余長分が追加されます。
Next page